「今日は疲れたよ」
「毒気に当てられたんだ」
「そういうことか」
「まあ、そんな日もあるさ。気にするな」
「ありがとよ」
「熱狂と興奮が欲しい」
「無理だな」
「ささやかな快楽が欲しい」
「それも無理だ」
「なぜだ」
「脳がおかしくなっている」
「どうすれば良い」
「バナナとブルーチーズだ」
「バナナはともかく、ブルーチーズは高い」
「目標が欲しい」
「まだ早い」
「M子さんとやりたい」
「まだ早い」
「余生の楽しみ方がわからない」
「脳の問題だ。楽しめない脳になっている」
「どうすれば良い」
「まず、リーマスを完全にやめろ」
「それだけか」
「週に1回は岡本へ行け」
「それだけか」
「タロットを再開しろ」
「早くないか」
「ほかに何が出来る。文学の方が厳しい」
「トートかウエイトか」
「いや、サイキックだ」
「そういえば、超自己対話法があった」
「それは継続だ」
「寝起きが悪い」
「一時的なことだ。我慢しろ」
「お金がない」
「節約しろ」
「いつ、復活するんだ」
「自分で、転落の50代、復活の60代と言っていたじゃないか」
「あと、3年か。何で復活するんだ」
「それは言えない」
「文筆は無理か」
「今の知能では厳しい」
「何とかしてくれ」
「焦るな。岡本で週1回タロットだ。そして瞑想だ」
「具体的だな」
「そして毎回、Facebookにアップしろ」
「心理系か」
「いや、宇宙系だな」
「ゴールは何だ」
「そうだな。これは手段だ。そのうち出会いがある。それからだ」
「目的があるのか」
「目的は余生の過ごし方じゃないか」
「タロットGENのスタイルはどうする」
「リメイクだ。ただし、急ぐな。重要なのは完成度だ」
「ありがとう、もうすぐヘルパーさんが来る」
「じゃあな」
「「火星の人類学者」を読んだ」
「どうだった」
「壮絶だな。俺も脳に損傷がある気がしてきた」
「その可能性はあるな」
「薬の影響か」
「それもあるだろう」
「なんだか、疲れた」
「急激なインプットの増加が原因だな」
「どうすればいい」
「楽しくないのは問題だ」
「だから、どうすれば良い」
「どう言って欲しい」
「わからない」
「本を読め」
「疲れているのにか」
「破壊療法だ」
「昼はどうする」
「パンだな」
「夜は」
「竹の子弁当だ」
「そうか、分かったぞ。計画が無いから迷うんだ」
「なにを今頃。頭、悪いな。明日の計画くらい立てておけ」
「脳の損傷はどうなんだ」
「今の脳科学では、どうにもならん。気にするな」
「俺の人生は壮絶か」
「どちらかと言えば、壮絶だな」
「その程度か」
「ああ、その程度だ」
「世界は広いな」
「「火星の人類学者」を読んだ効果だな」
「「魔の山」も読むのか」
「読みたいだろ」
「ああ」
「なら読め」
「ブログ書きすぎかな」
「どうでも良い。ただネットばかりしていると本が読めないぞ」
「わかった。読書を優先するよ」
「優先は大袈裟だ」
「俺の言葉は独特か」
「ああ、変わっている」
「タバコはどうする」
「何を急に。やめたいが、やめられない。転機が来る」
「明日の計画くらい立てておけ。良い言葉だ」
「今日、散髪しようかな」
「すれば良い」
「じゃあ、今から行くよ」
「行ってきな」
「またね」