妄想ね。分かったよ。最大の妄想が研究所だったてね。なんだかな。気が付けばそれは妄想。
看護師に言わせると、状態の悪い時の事は、考えない方が良いらしい。しかし、研究所が妄想だったとはね。天地逆転だ。
作家も妄想かね。それはキツイな。出版もしているのに。
それにしても、俺はどれだけ研究所にこだわった。何百万使った。成果は、あれだけか。
妄想。次世代文明への扉を開く。超誇大妄想だな。
問題意識はわかる。問題の構図も見えている。しかし、問題が大きすぎる。
凡庸なエッセイでも書いていれば無難だよ。
詩人。躁状態かもね。M医師の言う通りだ。
現実の妄想。研究所。所員1名。来年は遊ぼう。
「俺、夢の中を生きていた気がするよ」
「夢というより妄想だな」
「最近も、3度目の結婚だとほざいた」
「ああ、無茶苦茶だったな」
「それでも世間を生きている」
「危険だな」
「今年は4回も便失禁した」
「最悪だな」
「来年は何をしよう」
「書くことだな」
「レベルが下がってないか」
「ああ、下がってるよ」
「絶望だな」
「書いているのが楽しいのだから、それで良いんだ」
「まだ、妄想を生きている」
「そうだね」
「朦朧としてるよ」
「無理してるんだよ」
「寝とくべきか」
「そうだな」
「一般世界への意思」
「ここは一般世界だ」
「野心はどうする」
「自傷行為だな」
「B型、地活問題がある」
「お前。元コンサルタントだろ」
「能力を失った」
「なら、諦めろ」
「開き直り理論か」
「お前には無理だ。執着が多すぎる」
「日常が組み立てられない」
「もっと動け。日常に埋没するな」
「金がない」
「どん詰まりか」
「そういうことだ」
「もっと動け」