拝啓。中島様。
とある事件があり、私はお酒がいやになりました。一昨日から、お酒をやめました。
今日の血液検査では、γGTPが1257.前人未踏の領域になっていました。
もう限界です。
アルコール作戦は中止します。
これまで、ご指導ありがとうございました。
私は回復し、安定するでしょう。
もう、異才でも鬼才でもないかもしれません。
これも運命。
今度は霊界で、お会いしましょう。
酒ね。飲まないからね。
昨日は、朝7時半にハイボール1本。作業所に行き、昼食を食べ帰宅。午後1時、スーパーでハイボールを2本買う。午後2時に、赤ワインの180ml。夕方4時にハイボール1本。夜7時にハイボール1本。合計でハイボール5本とワイン1本。
今日は、朝8時半にハイボール1本。作業所に行ったのだが、禁断症状で飲みたくて仕方がない。管理者に、コンビニで1本だけとお願いするも、聞き入れられる筈がない。
僕はアルコール依存症。中島さん、どうすれば良いの?
「おお、元気そうじゃないか。命綱を見つけたんだな。しがみつけ。午前中だけの我慢で良いんだ。何とかなる」
「俺は命綱にしがみついて生きることを選択したんだよ」
「悪くないね。飴がいいぞ」
「悪くないか。作家気取りで行こうか。薬、減らさないと」
「まあ、無理せず、夏が過ぎるのを待て」
頭の中は、どびんちょ、がばちょ。意味なんてないさ。壊れてるってことだ。朝だ。お腹が空いた。ラーメンが食べたい。ラーメン屋は開いてない。スーパーなら開いてるね。何か食べようよ。ハイボール2本目、行こうよ。10時だぜ。何、食べよう。ドナルズでもいいな。ソーセージ・エッグ・マフィン・セット。美味しいよね。
頭の中は、どびんちょ、がばちょ。はもの天ぷらが食べたいな。まだ、朝食だからね。ハイボールでしょ。今日の夜は鳥貴族かな。冒険が無いな。変化が無いな。とにかく、家を出よう。