結婚しませんか。
あの子に言った。
あの子にも言った。
狂っている。躁状態だ。
カルピコソーダを飲もう。
女が欲しい。
性欲が昂進している。
間違いない。躁状態だ。
いや、正常に戻っただけさ。
そんな馬鹿な。
今日はハイボール3本。
落ち着け、俺。
それにしても、訪問看護のお兄ちゃんは軽いな。
嫌だな。
俺はパニック障害なんだ。
一人暮らしは無理。入院しかない。グループホームがいい。過呼吸。頻脈発作などが主な症状。
厄介なんだ。
カルピコソーダ。買ってこよう。
「中島様。俺は漂っているよ」
「随分と苦労しているな」
「不安の波に押しつぶされそうだ」
「でも、ぽこぽこがあるから良いよ」
「ぽこぽこか」
「明後日は餃子の会だし、身だしなみ強化費用も引き出した」
「過覚醒かな」
「そんな診断名はどうでもいいんだよ」
「リカバリーという言い方が好きだな。再起や回復とは違う」
「リカバリー・ビジョン。みんなで作りなよ」
「そうだな。それが良いな」
「脱出なんてしなくていいぞ。今いるところは最高だ」
「精神障害者世界だね」
「ご存知の通り、現状受容能力が大切だ。お前は適応力がある。傷つきやすいけどな」
「鞄。変えようかな」
「何を唐突に」
「A4ファイルを入れたいんだ」
「なら、帰ればいいじゃん」
「そうだな」
「ただし、A4ファイルをいれること。ガハハ」
「なんだかな。気分転換だな」
「気分転換は運気転換だ」
「そうなんだ」
「そうだよ」
「やっぱり、電子出版かな」
「そうだな」
「アフィリエイトもやるか」
「そうだな」
「宴はいいよね」
「餃子の会の2週間後は、バイキングだろ」
「楽しみだ」
「グーグルアドセンス、やってみるか」
「まだ早いよ」
「俺は本当に恵まれているなあ」
「運は美徳ですって」
「女はいいな」
「そうか、いい女もいる。そうでない女もいる。
「逸子さんはどうしてる」
「ああ、ぜんぜん分からない。霊界にいても分からない」
「そんなものか」
「運命に逆らっても無駄なのさ」
「冒険がしたい」
「すれば良い」
「一人でくら寿司に行くとかだよ」
「大切なことだ。鳥貴族でもいいぞ」
「これからだな。人生、これからだ」
「お、素晴らしいことを言うね」
「中島様のお陰です」
「まあ、守護霊だからね」
「あの女は邪霊だと言ってたけど」
「あれ、女か、狐だぜ」
「15日はサンデーカフェか」
「絶対に行けよ」
「ああ、4時からヘルパーさんだ」
「休日はやること無くてね」
「お金も無いしな」
「どうしたら良い」
「パターンを作れ」
「パターンか」
「友達が一番かな」
「友達ね」
「もっと視野を広く持て。狭いところで済まそうとするな」
「女か」
「男でも良い」
「うちに来る男は、M氏とKH氏、U氏くらいだな」
「まあ、そのうち忙しくなるよ」
「そうか。売れっ子になるのか」
「まあ、雇用はオミットだ」
「自由人だね」
「謳歌しろよ」
「不安の波な」
「まあ、何とかなるよ」
「今日の昼、何食べよう」
「冷やし中華」
「そうか。ありがとう」
アルコール、やめられませんでした。もう、ダメです。私を霊界に連れて行ってください。この世で生きて行ける気がしません。入院。それも無理。ああ、無常。レ・ミゼラブル。馬鹿でブスでデブの女がセクハラだと騒いでます。そのデブでセックスできると思っているのだから驚きです。驚愕です。むかつきます。アクセス拒否しました。もう、こんな世界はいりません。はやく死にたいです。よろしくお願いします。