中島さん、ご無沙汰してます。
本当にご無沙汰だ。
どうもすいません。
謝り作戦か。
もう、終わりです。
何が終わるんだ。
死にたい。早く霊界に行きたい。
気持ちは分かる。
何とかして下さい。
飲め。もっと飲め。
頭が溶けてきました。
そんなものさ。
少し、怖いです。
狂え。狂気に堕ちろ。
またですか。
お前は既に死んでいる。
死んでいる。
そうだ、生きてはいない。
そうですか。
涅槃に入れ。
それなのに狂気?
お前の本質は狂気だ。
薬はどうしましょう。
お前、俺の言う事をきかないだろ。
はい。
まずは、守護霊を信じることだな。
うーん。
信じないなら、霊界通信に意味はない。
うーん。
世俗を捨てるんだ。
はい。
脳がやられた。最初はリスパダール。決定打はエビリファイ。ダメ押しにインヴェガ。
もうダメだ。正常な感覚に戻れない。
また、ハイボール?
懲りないな。
脳がやられた。
完全馬鹿になったんだ。
生きてる価値なし。
死にたいよ。マジで。何か食べようか。
「おーい、中島様。父が霊界に行ったよ。仲良くしてね」
「うーん。来たね。でも、気が会わない」
「まあまあ、俺も年内には霊界に行くからさ」
「そうだな。来れそうだな」
「うん、頑張って飲んでる」
「しかし、金がないだろ」
「ああ、銘柄を変えるか」
「まあ、アンチョビのピザは食べてから来い。霊界に魚はいない」
「白子も食べられないのか」
「食べられない。今のうちに食べておけ」
「そんな金ねえ」
「何とかしろ」
「泥棒でもするか」
「お前、刑務所だけは経験無いんだな」
「SMクラブの経験も無いぞ」
「それは、自慢にならない」
「とにかく俺は、現世の終わりでバタバタしている」
「まあ、あわてるな。いずれ、くたばるんだ」